「誰が、どの仕事で使うか」を決める。

AI研修を企画するときは、受講後に社員が行う作業を先に決めます。たとえば「営業担当者が商談メモから提案の論点をまとめる」とすると、演習の題材と、できるようになったかを確かめる方法が具体的になります。

全員が同じ作業を選ぶ必要はありません。部署ごとに一つ、受講後に試せる業務を用意します。研修の内容を選ぶ際は、その業務の演習と確認まで含まれるかを見ます。

研修前:題材・利用環境・担当者を決める。

  • 受講者のAI経験と、担当する業務を確認する。
  • PC、アカウント、使ってよいAIサービスを準備する。
  • 実務資料の取り扱いを確認し、必要に応じて匿名化やサンプルへの置き換えを行う。
  • 受講後に実践を支える上長・担当者と、振り返りの日程を決める。

研修中:説明を聞いたら、自分で試す。

基本操作の説明に続けて、用意した業務の題材で演習します。出力ができたら、実務で使える内容かを確かめます。事実の誤り、情報の不足、不要な記述を見つけ、依頼文や参照資料を変えて試します。

うまくいかなかった結果も共有します。資料が足りなかったのか、指示が曖昧だったのか、人の判断が必要だったのかを分けて考えると、別の業務でも確かめるべき点がわかります。

研修後:試す業務と振り返りの予定を置く。

受講者ごとに、試す作業、実施日、困ったときの相談先を決めます。振り返りでは使用回数だけでなく、修正や確認を含む作業時間と、成果物の品質を確かめます。

確認項目振り返る内容
利用状況どの作業で、何回使ったか。
品質どんな誤りや不足があり、何を直したか。
作業時間準備から確認までの時間は、従来と比べてどうか。
再利用同じ手順で次も使えるか。他の社員にも説明できるか。

依頼文と確認項目を、すぐ使える手順にする。

研修資料とは別に、実務で開いて使う短い手順を作ります。使う場面、入力する情報、依頼文、出力の確認項目を一つにまとめると、毎回の準備をしやすくなります。

保存先と更新担当者を決め、実践中に変えた手順も記録します。担当者だけの工夫で終わらせず、他の社員が使えるかを確かめます。

研修を選ぶ際は、講義内容だけでなく、事前準備、実務の演習、作成する成果物、受講後の支援範囲を確認しましょう。

シートを使って、自社の状況を整理する。

AIに任せる作業と、人が確かめる内容を一緒に書き出します。記入例を参考に、目的・参照資料・出力形式・確認者を決められます。

AI依頼文・確認シートの記入例を見る

記入用CSVは無料・登録不要でダウンロードできます。公開している記入例は使い方を説明する架空の例で、顧客の導入実績ではありません。

自社で取り組む方法を相談したい方へ。

対象業務、社内の体制、実施したい時期を伺い、研修・導入・投資計画の支援内容をご提案します。

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