導入するものと、解決する課題を分けて考える。

設備やITツールの候補があっても、それだけでは投資の判断材料は揃いません。どの業務の何を変えたいのかを具体的にします。

たとえば「顧客管理ツールを導入する」は手段です。「顧客情報を探す時間を減らす」「担当者が不在でも対応できるようにする」が目的になります。目的が決まると、必要な機能や確認すべき条件を絞れます。

1. 現在の作業量と課題を記録する。

対象業務の件数、担当人数、所要時間、手戻りが起きる工程を記録します。正確な数字がなければ、一定期間測定します。導入後の変化を比べるため、測った期間や方法も残しておきます。

2. 導入時と運用時の費用を確認する。

本体価格だけでなく、設定、データ移行、教育、利用料、保守などの費用を確認します。見積に含まれる作業と、別料金になる作業を分けて比較します。

確認項目確認する内容
導入時の費用本体・初期設定・データ移行・教育・周辺機器
運用時の費用利用料・保守・追加作業・更新
社内の担当導入責任者・利用者・確認者・管理者
実施日程契約・発注・納品・試行・支払いの予定

3. 支払いと使い始める時期を確認する。

見積、納期、社内の準備期間をもとに、導入までの日程を作ります。いつ支払いが発生し、いつ業務で使い始めるかを確認します。補助金などを検討する場合は、自社の希望日程と制度の条件を照合する必要があります。

4. 制度の要件を確認する資料を集める。

所在地、事業内容、企業規模、導入対象、見積、実施時期、過去の制度利用を確認できる資料を用意します。対象企業や経費に該当するか、契約・発注はいつから可能かなどを、最新の公募要領に沿って確認します。

このガイドは、投資を検討する際の一般的な確認事項です。特定の制度の対象経費や申請要件を示すものではありません。契約・発注などを進める前に、該当制度の最新の公募要領を確認してください。

5. 導入後の運用と効果の確認方法を決める。

利用者、設定を管理する人、結果を確認する人を決めます。使い方を教える時間や、旧システムから切り替える作業も計画に含めます。

導入後は、最初に記録した作業時間や件数を同じ方法で測ります。新たに増えた確認や管理の手間も含めて比べ、設定や運用手順を見直します。

シートを使って、自社の状況を整理する。

目的、候補、費用、希望日程、運用する人を書き出します。社内や販売会社へ確認する事項を整理し、次の打ち合わせに持ち込めます。

投資検討シートの記入例を見る

記入用CSVは無料・登録不要でダウンロードできます。公開している記入例は使い方を説明する架空の例で、顧客の導入実績ではありません。

自社で取り組む方法を相談したい方へ。

対象業務、社内の体制、実施したい時期を伺い、研修・導入・投資計画の支援内容をご提案します。

関連サービスを見る

お役立ち情報一覧へ